野島孝介について

1975年愛知県に生まれ、静岡県藤枝市にて育ちました。学生時代から剣道に明け暮れる毎日を過ごしていましたが、24歳のころに剣道を離れて靴の町・浅草へ。浅草では女性のエレガンス靴を製作するメーカーに勤め、製造企画を担当しながら、手づくり靴の技法を半ば独学で身につけました。ヨーロッパからの輸入文化としての「靴」ではなく、日本、そして京都という土地の風土気候や歴史に合わせて独自の靴づくりをしたい――、そんな考えに駆られて、京都西陣に念願のアトリエ兼ショップ「吉靴房」を開設したのは2006年2月のことでした。以来、伝統的な着物の帯地や、古くからある和のデザインを取り入れながら“吉靴房らしい靴”の製作に励んでいます。

吉靴房について

吉靴房(きっかぼう)は履物作家・野島孝介が手づくり靴の製作を行いながら、靴の販売・オーダーメイド の採寸と受注などを行うアトリエ兼ショップです。

着物のシルエットは実は普段着の太めのデニムのシルエットに似ています。双方のシルエットに似合う靴は意外に近いのではないか?吉靴房のモノづくりのスタートはそんな閃きからでした。

靴はヨーロッパから伝わった技術。日本には1000年以上に亘る履物文化がある。それを念頭に置き、日本生まれ日本育ち、国技といえる剣道を20年以上学んだつくりて野島が伝統文化の延長戦上にある未来への指針となる履物を形にするべく、この吉靴房を立ち上げました。

1Fがアトリエ、2Fがショールームという外からモノづくりの所作が見える店内でスタッフとともに精力的に活動しています。

吉靴房
京都府京都市上京区 大宮通寺之内花開院町111-2
075-414-0121
メールはこちらへ

 

工房スタッフ紹介

宇都宮千鶴

丸手印靴工房で専門コースに通いながら、吉靴房の教室でも靴製作に没頭。

金魚や生き物をこよなく愛する関西人。野島や水谷の標準語に振り回されている。

製作全般に関わり。常に話題の中心。

 


水谷洋一

昭和産業(婦人靴メーカー)で野島の後輩として靴製作にかかわる。

2008年に京都に移住後、吉靴房で見習いを経て正式スタッフに。

間違いなくド天然でお酒好き。ミスチルとジブリのことしか知らない。

いつも宇都宮につっこまれている。

製作では主に下ごしらえや縁の下の力持ち的作業を担当。

 
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お仕事のご依頼

靴デザイン、型紙承ります。ラスト形状、ヒールの高さなど問いませんのでお気軽にお問い合わせ下さい。